【素材を巡る旅】美味しいニンニクは焼いて、揚げてがうまい！
真摯に学び続けるニンニク専門農家
白川大輔さん
後編

中編では、ニンニク専門農家ならではの悩みや苦労を知ることができました。
規模が大きくなればなるほどやはりリスクもプレッシャーも大きくなりますが、嬉しさもその分大きくなるとのこと。
後編では新鮮なニンニクの美味しい食べ方や、白川さんがこれからしたいことなどを伺っていきます。

石川　ちなみにですが、白川さんにとって美味しいニンニクってどんなニンニクでしょうか？それと白川さんが好きな食べ方ってありますか？

白川さん　形や色がしっかりしているのはもちろんですが、やはり味わいや香りがちゃんとあるものですかね。包丁の側面でニンニクをつぶして香りを出してグリルで焼いたり、そのままニンニクを丸揚げにするのも好きですね！

石川　いやぁ、それは美味しそうですね！ニンニクの香ばしい香りに、ホクホクとした食感、濃ゆいニンニクの味わい。そこにビールをゴクゴクと飲んだ日には、、、想像するだけで生唾ものです！

石川　そんな美味しいニンニクですが、ここまでたどり着くまでには色々な学びがあったと思いますが、定期的にしていることはありますか？

白川さん　ニンニクを始めたばかりの頃は岐阜のニンニク農家さんに学びにいき、その後は基本的には自分たちで黒ニンニクの保温部屋を作ったり、毎年チャレンジをしながらきました。コロナ前にはニンニク作りの本場中国に毎年視察しに行ったりもしていました。

石川　海外にまで視察しに行っているんですね。その探究心と行動力は素晴らしいですね！最後になりますが、白川さんのこれからやりたいことを教えてください。

白川さん　そうですね、県外でニンニクを専門で作りたいという人がちらほらいまして、ニンニク作りを教えて欲しいという声をかけてもらうことがあります。これからは自分たちの栽培はもちろんですが、同時にニンニク農家さんの育成にも力を入れていければなと思っています。

石川　15年の経験から得たスキルや考え方は一朝一夕では身に付かないですもんね。他の農家さんが話を聞きたがるのも納得です。丸島醤油では今回「薫るガーリック醤油の素」に白川さんのニンニクを使わせていただきましたが、今後も色々なことでコラボ出来たら嬉しいです。本日はありがとうございました！

ニンニクの説明をしてくださっている白川さんの姿は物腰が柔らかく、笑顔が素敵で人柄の良さがにじみ出ていました。また、話の内容には長年培われてきた、経験を伴うプロフェッショナルな一面を感じつつ、一年に一度しかない収穫に対する姿勢や従業員やお客様のことなど色々なものを背負っている重さをひしひしと感じました。
ニンニクに真摯に向き合い続ける白川さん、その中心にはたくさんの人に美味しいニンニクを届けたいという素直な思いがあり、「薫るガーリック醤油の素」に使っているニンニクには白川さんをはじめとした農園の皆さんの想いが詰まっていたのでした。


石川